稲荷木ワークショップ
スピードガンによる自動車速度調査・通過交通量調査の結果
文責 埼玉大学 大学院理工学研究科 坂本邦宏・今村真之

概要

 2009年12月9日(水)に、稲荷木小学校周辺地区防犯まちづくり第2回WSにおいて、地域で抜け道として利用されている道路において、通過交通の速度や量を計測し、交通環境を把握するという目的のため、スピードガンによる自動車の速度調査、通過交通の測定調査を行った。
 なお、スピードガンはドップラー効果を応用し速度を測る装置であり、交通量調査は一般的なカウンタを用いて行った。  調査地点は以下の通りである。
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調査時間は、
スピードガン調査:A・B7時30分〜8時30分+16時〜17時、Cのみ7時30分〜8時30分
交通量調査:C・D・Eとも7時30分〜9時
 スピードガン調査結果は、以下の図に示す。まず、平均値、最小値、最大値、分散、85パーセンタイルを求めた。

つづいて、各地点ごとの速度分布図を示す。


 平均的には、地点C以外は30キロを超えている。地点Aの朝、地点Bの朝夕では、最大で50キロ近くまたは50キロ以上を出している自動車もおり、大変危険な状態といえる。地点Aの夕方は、85%の人は35キロまでの速度で走っており、比較的速度を落としていることもわかる。一方で地点Cは、他地点と比べ平均速度、最大・最小速度、85パーセンタイルすべてで下回っており、比較的安全であることが分かった。
 速度分布上は、地点Aでは多くの自動車が32.5〜35キロで走っていることがわかる。地点Bでは、特に朝、32.5〜35キロ、37.5〜40キロで走っている自動車が多かった。地点Cでは、25キロ〜30キロで走っている車が比較的多いことが分かった。  続いて、交通量調査の結果を示す。
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 自治会南の抜け道には、1時間当たり305台もの自動車が流入している。一方、保育園前の道には、1時間当たり30台と考えていたほど抜け道交通は少なかった。  これらの調査結果を踏まえた今後の展望としては、抜け道として利用される道路に対して何らかの対策を行い、減速や抜け道そのものをさせなくする工夫が必要である。