稲荷木ワークショップ

第二回稲荷木ワークショップ ソフトQカーによるスピード制御評価実験について

  第2回のワークショップは2009年12月9日水曜日、稲荷木自治会館とその周辺の道路で開催されました。テーマは「稲荷木の交通環境を考えよう!」です。
 自動車が道路で出してよいスピードは法律で決まっています。しかし、実際にどの程度の量の車が、どれくらいのスピードを出して稲荷木の道を走っているかは、調べてみないとわかりません。それがわかると、地域の人にとって稲荷木の道にはどのような問題があるか、歩いて安全に生活するにはどうしたらよいかを考えることができます。それが今回のワークショップのねらいです。
 車の量やスピードを調べるといっても、他人まかせではおもしろくありません。今回のワークショップでは、特殊な道具を使って、稲荷木の住民である参加者自身がそれを調べ、体感し、稲荷木の道路にふさわしいのはどのような状態か、それを実現するためにはどうしたら良いかを考えます。
 防犯まちづくり計画の「外環道路周囲の緑地帯等の維持管理の実施検討(防犯まちづくり計画pdf版p20)」を掘り下げる内容です。

 最初に、交通量とスピードの調査、それに速度体験がおこなわれました。
 通る車の量とスピードを調べるためには、「スピードガン」という道具を使います。参加者は道に立って、車が通るたびにスピードガンを車に向け、ボタンを押します。するとスピードガンがその車の速度を測り、表示します。この調査は都市交通を専門とする埼玉大学の坂本准教授が企画しました。
 一方、速度体験はソフトQカーを実際に運転し、またソフトQカーが通り過ぎるすぐ横に立つことで15㎞/h、30㎞/hのスピードを体験し、稲荷木の道路にとってどの程度の速度が適切か考えるというものでした。こちらの担当は千葉商科大学の小栗教授。今回は3台のソフトQカーが稲荷木の道に登場しました。
 速度体験の成果を小栗教授がまとめたレポートはこちらです。

稲荷木ワークショップ 通りすがりの子どもたちも興味津々です。
稲荷木ワークショップ ふだん自動車を運転している参加者にとっても、
一つの道で速度を比較するのは新鮮な体験です。

 その後、稲荷木自治会館に集合して、ディスカッションをおこないました。時間の都合でスピードガンのみ、ソフトQカーのみという参加者ももちろんいます。ワークショップの主旨説明のあと、ソフトQカーによる速度体験の説明がおこなわれました。千葉商大学生がプレゼンを担当し、映像つきで結果が速報されました。
「ふだんより速度に敏感になった」
「実験した道だと、15㎞は遅い、30㎞は速すぎると感じる」
という感想が紹介されました。

稲荷木ワークショップ スライド上部の人が手にしているドライヤーのような装置が
スピードガンです。
 次に、埼玉大学坂本ゼミの学生が速度調査のプレゼンをしました。平均30数㎞/h、75%程度は40㎞/h以下だが最高で55㎞という車もあった、といっ たデータのほか、参加者からの「スピードガンを見てドライバーがスピードを落とした可能性もある」という考察も紹介されました。
 そのあと、坂本准教授から「交通安全を考えるには、事故に至らない『ヒヤリ・ハット』も含めて考えるべき」という主旨のレクチャーがありました。

 その後、4〜5人1班で3班に分かれてディスカッションをおこないました。1班にファシリテーターと助手が1名ずつつき、危険だと思う箇所を地図上に示して指摘してゆくというものです。この部分は第1回ワークショップと似ています。

稲荷木ワークショップ  最後に、それぞれのグループが危険だと思う箇所のまとめと、考えられる対策を発表し、稲荷木のみちの将来を考えました。「スピードガンを借りて自分たちで 交通調査をしてみたい」という前向きな意見も出て、活発な議論が展開されました。後日、議論の内容をまとめたものがこちらです。 滝沢稲荷木自治会長、市川市役所防犯担当、ワークショップの助手をつとめた学生のインタビューはこちらです。  また、このワークショップの様子はテレビ市川の取材を受け、12月15日(金)18時から、番組「デイリー市川」で放送されました。